このデビットカードの問題、昨年の段階ではクレジット機能の無い、デビカ専用カードでも登録可能であり、amazonのシステムもデビカに対する課金が可能ということでしたね。
ただ、デビカ本来は決済即口座引き落としですが、登録するデビカによってはamazonの決済（そもそも販売代金と相殺できない月額登録料を毎月何日の何時に決済するのか公開されていない）と同時に口座から引き落とされるわけではないというところまではわかった、

対応するデビカも国際ブランドだけでなく、J-debitでも行けるようでした。

さて、一昨年10月より国内セラーはRなどと同様に独立した「販売店」という位置づけになり、従来amazonが一括でアクワイアラと契約をしていたものが、「販売店」である各セラーが個別で契約をする形になった。
そのため各セラーはアクワイアラの割賦販売の審査を受けることになり、落ちた場合はどうやらアカウント停止になるようです。
これは各セラーは個別の販売店の扱いであるとはいえ、amazonのシステムではセラーごとに代引きやコンビニ払いへの対応を設定できるが、対応するカードブランドや割賦の回数を設定することができない。
そのため、アクワイアラの審査に落ちたセラーが出店している限り、購入者はそのセラーの商品を割賦で買うことができてしまうが、そのカード債権はアクワイアラは引き受けてくれない
→amazonは購入者に代金を請求できないからではないかと思う。

一方、amazon内のダブルスタンダードだが、越境セラーの扱いは「販売店」ではない。
そのため越境セラーはアクワイアラの割賦販売の審査は受けない。
越境セラーの決済については割賦も含めてamazonが対応する全ての決済方法を利用することができる。越境セラーは販売店として出店しているのではなく、amazonに出品している形か。

さて、デビットカードだが、amazonとの決済方法としてデビットカードを登録しているセラーの場合、日本国内の販売店として「割賦販売」の審査は受ける。
デビットカードはクレジットカードではないので、割賦販売には対応していないが、割賦販売の審査はあくまでも販売店としての与信なので、そのセラーが割賦に対応していないデビットカードを登録していること自体は問題ない。
しかし、そのセラーがクレジットカードではなく、デビットカードを登録している理由が、過去にアクワイアラの審査で何か問題がありクレジットカードが持てないなどの理由があった場合は、アクワイアラの割賦販売の審査で引っかかる可能性もある。

とりあえず、登録しているamazonとの決済手段がデビットカードであろうがクレジットカードであろうが、常に一定の売上があるセラーであれば請求も発生しないので、引き落としができないという問題も起こらない、という感じかな。

AT11さん、「デビットカード」というお題で一席。
おあとがよろしいようで。