これまでFBA在庫保管制限は、四半期ごとに確認された在庫パフォーマンス指標に基づき、基準を下回る販売事業者様に対してのみ設定されていました。このたび在庫管理を効率化する新ツール「容量モニター」と「容量マネージャー」を導入するとともに、2024年10月1日より、すべての販売事業者様に対して月ごとに在庫保管制限が設定されることをお知らせいたします。すでに在庫を効率的に管理されている大部分の販売事業者様には、影響がない見込みです。

今回の変更やツールの導入により、販売事業者様はより在庫管理がしやすくなります。また予期できない需要増加やサプライチェーンの乱れにも対応しやすくなり、フルフィルメントネットワークが効率化され、購入者様へより迅速に商品をお届けすることができます。

主な変更点：

• 在庫保管制限がより直近の状況を反映

  10月1日より、在庫保管制限は、在庫パフォーマンス指標のスコア、過去の販売状況、売上予測、収益の見込みに基づいて設定されます。販売事業者様のビジネスの成長に応じて、上限も引き上げられる仕組みです。また在庫保管制限の設定も四半期ごとから月ごとになり、より正確に直近の状況が反映されるため、さらに在庫管理がしやすくなります。

• 3カ月先の在庫保管制限を簡単に確認できる「容量モニター」の導入

  セラーセントラルの「FBAダッシュボード」に新しく導入されたツール「容量モニター」では、より効果的に在庫管理の計画ができるよう、翌月の在庫保管制限（確定分）と、続く2カ月の在庫保管制限（推定値）が毎月第4週目に表示され、メールでも通知されます。推定値は、在庫パフォーマンス指標のスコアや空きスペースの状況などにより変動します。詳しくは、FBA在庫保管制限をご覧ください。

• 制限の引き上げがリクエストできる「容量マネージャー」の導入

  同じく「FBAダッシュボード」に新しく導入された容量マネージャーでは、販売事業者様ご自身が設定した予約手数料を基に、入札形式で追加の保管容量をリクエストできます。空いている保管容量がすべて割り当てられるまで、1立方メートルあたりの予約手数料が最も高いリクエストから順に、客観的な基準により承認されます。承認後、獲得した追加の保管容量を使用したことによって得られた売上に基づいて「パフォーマンスクレジット」が付与され、このクレジットによってリクエスト時に設定した予約手数料は相殺されます。最大で予約手数料の100%が相殺されるため、追加の保管容量を使って納品した分の商品を売り切ることで実質の支払いは発生しません。「容量マネージャー」により、販売事業者様はご自身が必要な保管容量をコントロールしやすくなり、販売機会につなげやすくなります。詳しくは、容量マネージャーをご覧ください。

• FBA在庫保管超過手数料の廃止

  今回の変更に伴い、2024年10月1日をもってFBA在庫保管超過手数料を廃止します。10月以降に発生した超過在庫には課金されません。特に商戦期における負担の軽減とより効率的に在庫を管理いただくことを目指した変更です。