出品者が、フルフィルメント by Amazonの梱包要件および配送・経路指定要件を遵守すると同時に、配送業者および納品業者に対しても遵守させるよう努めることで、フルフィルメントセンターでの効率的かつ正確な在庫の受領および保管が可能となります。
フルフィルメントセンターで在庫を受領する際に問題が発生した場合は、Amazonが納品不備受領作業を行い、当該商品を販売可能在庫に組み入れます。これにより、遅延による経費の発生や、商品の迅速な販売への影響が生じる可能性があります。
Amazonフルフィルメントセンターで受領した納品の問題と、今後このような問題を回避するための対策について詳しくは、納品不備一覧をご覧ください。
追加のコーチングや商品の梱包にはリソースが必要です。同じ問題グループの納品不備が繰り返し発生する場合、Amazonではコーチングレベル(軽微、悪化、重大)を引き上げます。最初のコーチングレベルは軽微から開始します。
出品者の許容される問題発生率に関して、現在のコーチングレベルと引き上げ基準を確認するには、以下の手順に従います。
次の表は、コーチングレベル引き上げと引き下げのシミュレーションです。
例:
Amazonでは、出品者が次の納品不備問題を解決できるよう、21日間の猶予期間を設定しています。同じ問題グループについて、さらに引き上げを行うことはありません。
問題発生日 | 出品者の問題発生率 | コーチングレベル | 問題の数量 | ユニットあたりの手数料 | 納品不備受領作業手数料の合計 | 注 |
4月14日 | 0.01% | 軽微 | 2 | 92円 | 184円 | 過去4ヶ月間におけるこの問題グループでの初回納品不備
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4月20日 | 0.40% | 軽微 | 6 | 92円 | 552円 | 引き上げなし
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5月10日 | 0.50% | 悪化 | 5 | 102円 | 510円 | コーチングレベル引き上げ
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6月20日 | 0.50% | 重大 | 10 | 102円 | 1,020円 | コーチングレベル引き上げ
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10月25日 | 0.20% | 悪化 | 5 | 92円 | 460円 | コーチングレベル引き下げ
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最初に引き上げが行われた日(上記の例では6月20日)から4か月間、問題発生率が許容される問題発生率を下回っている場合、コーチングレベルを1段階引き下げます。
現在、FBAでは以下の納品不備受領作業に対して手数料を請求しています。
問題のタイプ | 納品不備受領作業 | コーチングレベル | ||
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軽微 | 悪化 | 重大 | ||
ラベルの貼付の不備とエラー 不要なバーコードを覆い隠していない、ASINが貼り付けられていないなど |
ラベルの貼付 | 51円 | 81円 | 81円 |
ビニール袋での梱包が必要 | ビニール袋に商品を入れる | 92円 | 102円 | 102円 |
エアキャップでの梱包が必要 | エアキャップで梱包する | 92円 | 122円 | 122円 |
テープでの梱包が必要 | テープで梱包する | 51円 | 81円 | 81円 |
納品不備受領作業手数料は、以下の4つの場所で確認できます:
請求された納品不備受領作業手数料が誤りであると考える場合は、調査を依頼することができます。調査を申請すると、Amazonは、フルフィルメントセンターに報告があった特定の商品または問題に対して現行の梱包要件の確認を行います。
詳しくは、一部商品の新規納品停止のお知らせとフィードバックの「調査を送信および確認する」をご覧ください。
注: 調査依頼は、問題が報告された日から14日以内に申請されたもののみが対象となります。
サービス手数料の返金については、セラーセントラルの以下の場所から確認できます。
返金は、次回のAmazonペイメントで行われます。返金されない場合は、ケース履歴で異議申立てのステータスを確認します。該当するケースを検索し、詳細表示・連絡をクリックします。